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Airbnb(エアービーアンドビー)が増殖している理由は「安い」からだけではない

2016/04/20 Airbnb大家の会

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http://blogos.com/article/168550/

 

国内のホテル旅館業界の関係者が集まって「民泊」の問題についてフランスの実態を報告する緊急セミナーが開催されたとBLOGOSの記事に掲載されています(グラフも同サイトから引用)。

民泊に関しては、国内でも規制する方向で議論が進んでいますが、AirBnB(エア-ビーアンドビー)のような民間サイトが、急拡大して監督官庁の規制が追い付かないのが実態です。また、一方で、訪日観光客が急増していることもあり、特に大阪などでは出張の際のホテルの予約が取れないといった事態にもなっています。

旅行者として海外でAirBnBを使った経験から言えば、味気ないホテルとは違って、現地の高級アパートの広い部屋をホテルの小さな部屋と同額か、それより安い価格で使うことができました。ホテルのような、コンシェルジュサービスやルームサービスはありませんが、ネットがつながっていれば、自分で調べて観光もできますし、近くのスーパーで買いものをし、カフェでお茶を飲めば、ルームサービスなど必要ありません。不便さよりも、海外での宿泊経験として圧倒的な満足感がありました。

利用者の立場からすればこのようなサービスは「ホテルの不必要なサービスを無くして、広いスペースと現地ならではのローカルの暮らしが楽しめる」という大きなメリットがあります。

旅行者は旅慣れてくればくるほど、ホテルに泊まって観光地に行って、おみやげを買うという従来のスタイルから離れていきます。現地に長期間滞在して、旅行者よりも生活者のような視点で毎日を過ごしたくなるのです。有名な観光地に行くのではなく、地元の人が行くようなお店で時間を過ごし、多少不便であっても、友達の家に招かれたような宿泊先を選びたいと思うようになります。

日本に来る外国人も同様だと思います。ヒルトン、ハイアットといった世界中にあるチェーンホテルの味気なく小さな高い部屋に泊まるよりも、民家の畳の部屋に泊まり、日本式のお風呂に入って、布団を敷いて寝るといったライフスタイルを体験したいと思っているのではないでしょうか。

民泊がホテル・旅館業界のビジネスを圧迫しているのは事実だと思います。また、規制されていない業界で、犯罪の温床になったり、防災面で事故が発生するリスクが高いというのも問題です。

しかし、従来のホテルや旅館が、旅行者が本当に必要なものを提供できなくなっているという側面もあると思います。規制して取り締まるだけではなく、公平な競争ができる環境を整備して、旅行者、旅行業者、民泊提供者が納得できるようにして欲しいと思います。

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