不動産賃貸仲介のS-FIT、京都でホテル開発事業を開始〜民泊専門メディア Airstair
2017/10/28 Airbnb大家の会
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不動産仲介店舗「お部屋探し CAFE ヘヤギメ!」を運営するS-FIT(エスフィット=東京)は9月4日、インバウンド(訪日外国人)向けのホテル事業を京都市で開始したと発表した。同市内で町家の宿泊施設7棟を開発し、2棟の運営をスタートする。
今回の同社が展開している物件は、京都市の中京区、下京区、東山区の3エリアに限定した。それぞれ鴨川、四条大橋、祇園や二年坂など注目度の高い観光スポットを擁し、インバウンドの高い需要が見込まれる地区だ。
完成した壬生(中京区)と中堂寺(下京区)のホテルは、ともに2階建ての1棟貸しタイプになる。京都の街並みに同化するように、町家風のデザインに仕上げているのが特徴。新築だが、時を重ねたような重厚な質感を醸し出す造りにこだわった。
一棟貸しタイプは、1泊40,000円前後も価格設定を予定している。最大で8人が宿泊でき、ファミリーやグループに最適だ。インバウンドの宿泊傾向には、多人数で長期滞在するケースも多い。京都市産業観光局が発表した2016年の外国人宿泊客は318万人で過去最高を記録している。今後もさらなる増加が見込まれる。
2018年1月をめどに全26室のホテルタイプの1棟も完成する。鉄筋コンクリート造の4階建てで、部屋のタイプはツインがメインになる。完成したホテルは投資家らに売却するほか、運営を複数の会社に委託する方法を取る。
S-FITの京都市の主なホテル(物件)
▽中京区壬生
タイプ:2階建て一棟貸し
客室数:2戸
敷地面積:68.41㎡
▽下京区中堂寺
タイプ:2階建て一棟貸し
客室数:1戸
▽下京区佐竹町(2018年2月完成予定)
タイプ:4階建てホテル
敷地面積:279.17㎡
客室数:26
同社が京都に進出した背景には、違法民泊の撤廃や景観規制などで慢性的な宿泊施設不足に陥っている現状がある。高稼働率と収益性の両面から、京都で宿泊施設の開発を進めることを決断した。
同社では今後、積極的に民泊事業にも参入していくプランを描いている。現状では法整備が不十分なため、2018年6月をめどに施行される住宅宿泊事業法(民泊新法)を見据えている。民泊新法が施行されるまでに、現状の旅館業法の枠内で宿泊事業のノウハウを積み重ねていく。