中国企業、相次いで日本の民泊市場に参入 中国オンライン旅行会社のCtripに民泊大手の参入も~Airstair
2019/05/16 Airbnb大家の会
最新の記事
-
トピックス
トラベルポート、IBMらと共同でホテル予約手数料を「ブロックチェーン」上で管理~Airstair
トラベルコマースプラットフォームのトラベルポート(Travelport)は、IBM、ビジネストラベル専門旅行会社のBCD Travelと連携し、ブロックチェーンを活用したホテル予約手数料の管理プラット... 2019/11/27 Airbnb大家の会 -
トピックス
Expedia傘下のHomeAway、予約前にホテル客室を確認できる360度バーチャルツアーの運用をバリでローンチ~Airstair
オンライン旅行サイト大手のExpedia GroupのバケーションレンタルサイトHomeAway(ホームアウェイ)は、宿泊予約を行う前にホテル客室内を360度確認できるバーチャルツアーの運用をバリでス... 2019/10/26 Airbnb大家の会 -
トピックス
ホテル予約サイト Amoma.com が破産申し立て ホテル宿泊予約が強制キャンセルなどの被害も~Airstair
スペインのニュースメディアPreferenteによると、スイスに拠点を置くホテル予約サイト「Amoma.com」は、9月13日に事業を停止し破産申し立てを行ったことがわかった。Amomaは、2013年に創業... 2019/10/25 Airbnb大家の会 -
トピックス
ホテルチェーン世界第2位のOYO Hotels & Homes、米国進出から3か月で100以上のホテルを展開~Airstair
ホテルチェーン世界世界2位の OYO Hotels & Homes(オヨ・ホテルズ&ホームズ)は、2019年6月のアメリカ進出からわずか3か月で同社が展開するホテル施設数がアメリカ国内だけで100を... 2019/10/24 Airbnb大家の会 -
トピックス
横浜市、統合型リゾート(IR)誘致を正式発表 「マリーナベイ・サンズ」のラスベガス・サンズも参入意欲~Airstair
横浜市は統合型リゾート(Integrated Resort以下IR)誘致に向けた構想を正式に発表し、今後2020年代後半の開業に向け、国の基本方針を受けた実施方針の策定やIR事業者決定といった本格的な検... 2019/10/23 Airbnb大家の会 -
トピックス
東横イン、10%消費増税後も販売価格への転嫁せず 「固定価格」のプライスポリシー貫く方針~Airstair
消費税が10%に引き上げられる2019年10月1日が迫る中、ビジネスホテルチェーン大手の東横インは、消費増税後も増税分を宿泊価格に上乗せする目的での料金改定は実施しない方針であることを明... 2019/10/22 Airbnb大家の会
中国民泊仲介サイト大手の小猪(シャオジュー)は、2019年4月に住宅宿泊仲介業者としての登録を受け、日本の民泊市場に参入したことが明らかになった。日本の民泊市場への参入を決めた中国系企業は、小猪で7社目となる。
日本で、住宅宿泊事業法に基づく届出住宅の予約サイトを運営する場合、住宅宿泊仲介業者としての登録が必要になるが、昨今増えているのが中国企業による日本の民泊市場への参入だ。
住宅宿泊仲介業者には、Airbnb(エアビーアンドビー)やHomeAway(ホームアウェイ)、楽天の民泊事業会社 楽天LIFULL STAY 等が名前を連ね、2019年4月時点で登録を受けた仲介業者は60社を上回る。
最近では、中国最大手の旅行サイト「Ctrip(シートリップ)」や、中国最大級のオンライン旅行サイト「Qunar.com(チューナー)」が住宅宿泊仲介業者の登録を受け日本市場に参入していた。
相次ぐ中国企業の日本市場参入により、仲介業者に占める中国企業割合は1割を超え、民泊市場における中国企業の存在感が日に日に高まっている。
住宅宿泊仲介業者の登録を受けた中国系企業(Airstair調べ)
※観光庁 住宅宿泊仲介業者のリスト(平成31年4月10日時点) より
急速に拡大する中国の民泊市場で、競争も激化
中国国家情報センター(State Information Center)が公表した最新レポートによると、2017年に民泊ビジネスに関わったホストとゲストの数は合計7,800万人を超え、約2,300億円(21億米ドル)の市場に拡大。同センターによると2020年に、8,000億円(7.3億米ドル)に達する見通しだ。
中国で急拡大する民泊サービスとともに、民泊物件の予約を取り扱う民泊仲介サイトでの競争も激化。中国では途家(トゥージア)や小猪(シャオジュー)、Airbnb(エアービーアンドビー)などの民泊仲介サイトが熾烈な戦いを強いられている。
全世界で140万件を掲載する途家は、IPO(上場)に向けた準備を進めており、2019年後半には黒字化を見込んでいる。小猪は、中国人観光客にとって人気の観光地となっている日本市場での掲載物件を増やし、途家を追う考えのようだ。
小猪は、中国最大手のECサイト運営企業 Alibaba Group(アリババグループ)に急接近しており、2018年にはアリババグループ創業者のジャック・マー会長が率いる投資ファンドからの資金調達も行った。
2018年はアリババ傘下のオンライン旅行サイト「Fliggy(フリギー)」と戦略的パートナーシップを締結したほか、同じくアリババ傘下の中国版フリマサイト「閑魚(シェンユー)」との提携など Alibaba Group との連携を強化する。
中国の民泊市場における覇権争いは、海を越えて日本にまで及ぶことになりそうだ。
編集部より:この記事は Airstair 様の2019/05/15の投稿を転載させていただきました。