特区民泊、前年比約700%で過去最高に 早くも民泊新法に見切りの動き 〜Airstair
2018/06/12 Airbnb大家の会
最新の記事
-
トピックス
トラベルポート、IBMらと共同でホテル予約手数料を「ブロックチェーン」上で管理~Airstair
トラベルコマースプラットフォームのトラベルポート(Travelport)は、IBM、ビジネストラベル専門旅行会社のBCD Travelと連携し、ブロックチェーンを活用したホテル予約手数料の管理プラット... 2019/11/27 Airbnb大家の会 -
トピックス
Expedia傘下のHomeAway、予約前にホテル客室を確認できる360度バーチャルツアーの運用をバリでローンチ~Airstair
オンライン旅行サイト大手のExpedia GroupのバケーションレンタルサイトHomeAway(ホームアウェイ)は、宿泊予約を行う前にホテル客室内を360度確認できるバーチャルツアーの運用をバリでス... 2019/10/26 Airbnb大家の会 -
トピックス
ホテル予約サイト Amoma.com が破産申し立て ホテル宿泊予約が強制キャンセルなどの被害も~Airstair
スペインのニュースメディアPreferenteによると、スイスに拠点を置くホテル予約サイト「Amoma.com」は、9月13日に事業を停止し破産申し立てを行ったことがわかった。Amomaは、2013年に創業... 2019/10/25 Airbnb大家の会 -
トピックス
ホテルチェーン世界第2位のOYO Hotels & Homes、米国進出から3か月で100以上のホテルを展開~Airstair
ホテルチェーン世界世界2位の OYO Hotels & Homes(オヨ・ホテルズ&ホームズ)は、2019年6月のアメリカ進出からわずか3か月で同社が展開するホテル施設数がアメリカ国内だけで100を... 2019/10/24 Airbnb大家の会 -
トピックス
横浜市、統合型リゾート(IR)誘致を正式発表 「マリーナベイ・サンズ」のラスベガス・サンズも参入意欲~Airstair
横浜市は統合型リゾート(Integrated Resort以下IR)誘致に向けた構想を正式に発表し、今後2020年代後半の開業に向け、国の基本方針を受けた実施方針の策定やIR事業者決定といった本格的な検... 2019/10/23 Airbnb大家の会 -
トピックス
東横イン、10%消費増税後も販売価格への転嫁せず 「固定価格」のプライスポリシー貫く方針~Airstair
消費税が10%に引き上げられる2019年10月1日が迫る中、ビジネスホテルチェーン大手の東横インは、消費増税後も増税分を宿泊価格に上乗せする目的での料金改定は実施しない方針であることを明... 2019/10/22 Airbnb大家の会
a内閣府地方創生推進事務局が公表したデータによると、特区民泊の居室数(認定件数ベース)が4月30日時点で過去最高の2,239室になったことが明らかになった。認定件数は前年比約700%で過去最高、申請件数ベースでみると2,686居室になっている。
住宅宿泊事業法(民泊新法)が6月15日に施行されることを受けて新法に注目が集まっているが、届け出件数は724件(観光庁5月11日時点)と伸び悩む裏で、特区民泊はその数を着実に増やしている。
特区民泊は、2016年1月29日に東京都大田区で全国で初めてスタート。2016年4月には大阪府の一部でもスタートし2016年10月には大阪市でも開始。その他にも北九州市や千葉市、新潟市でも開始している。
資料で公開された認定件数の内訳では、大阪市がもっとも多く651施設1,899室、大田区は52施設316室、大阪府は1施設15室、北九州市は2施設8室、千葉市は1施設1室だった。
民泊新法は6月15日に法施行を控え注目が集まっているが年間の営業日数は180日以内に制限されるほか、上乗せ条例で営業日数がさらに短縮される場合もあり、採算を合わせるのは厳しい状態になっていた。
特区民泊、面積要件の規制緩和でさらに増加か
大田区や北九州など認定件数が微増にとどまる一方で認定施設を大きく伸ばしているのが大阪市だ。全体2,239室のうち約84%にあたる1,899室が大阪市に集中している。
大阪府では「一居室の床面積が、25平方メートル以上であること」とする特区民泊の面積要件を改正し25平方メートル以下でも可能とする規制緩和を行うことが明らかになったばかり。
最低滞在期間を7日以上から3日以上に緩和した際には大阪府と大阪市が歩調を合わせており、面積要件の緩和でも大阪市が追随する可能性もある。
大阪市でも特区民泊の面積要件が緩和された場合のインパクトは非常に大きく、特区民泊による民泊の合法化はさらに加速すると見られる。
《関連記事》民泊規制なしの大阪市、一転して民泊の全面禁止を含む規制強化で修正条例可決へ
Airbnbでは「適法化」が最大の差別化要因に
Airbnbは6月2日にプラットフォーム上に掲載されていた違法民泊をすべて削除した。当初は6月14日に削除を予定していたが、事前通告なしに約2週間近く前倒しして突如実施した。
6月6日現在Airbnbに掲載されている民泊物件は、旅館業法の許認可や特区民泊、住宅宿泊事業法(民泊新法)の届出など法的根拠のある施設のみとなっている。
Airbnbによる全削除対応以降、Airbnbで引き続き掲載している物件オーナーからは「削除後、突然宿泊予約が入り満室になった」といった声が相次いでいる。
このような声は複数の物件オーナーやホテル旅館の経営者から寄せられているもので、Airbnb上ではサービスの提供品質はもとより「適法化」が最大の差別化要因になっているようだ。
編集部より:この記事は Airstair 様の2018/06/06の投稿を転載させていただきました。