2019年2月16日丨大分県別府温泉にて、647客室の「杉乃井ホテル」が停電して思う事 〜旅館やホテルのネット販売のお悩みやお困りごとをサクッと解決!
2019/02/23 Airbnb大家の会
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もしも自身の宿で、停電や自然災害が起きた場合の事も考えておこう
2月16日(土)の午前11時45分。
大分県別府市の杉乃井ホテルにて、全館で停電が発生!
電気を扱う全てのライフラインが停止しました。
「杉乃井ホテル約5時間停電 別府」
https://www.nishinippon.co.jp/nnp/national/article/487487/
何しろ杉乃井ホテルは収容宿泊客数が2,600名以上のマンモスホテル。。
更には2/16は土曜日でしたので、この日のチェックアウト客は大丈夫だったとしても、15時からのチェックインでは 相当数のお客様がいらしていた事でしょう。
ちなみに杉乃井ホテルは婚礼もしてますからね。
この日は7組の婚礼が入っており 披露宴開始が多少遅れたモノの、全て挙式は行えた状態でしたが 1組が中止になったそうです。
(宿泊も5組が別のホテルに移りました)
そして停電から約5時間後の17時過ぎには全館復旧!
お風呂も18時過ぎに入れるようになったと言います。
なお杉乃井ホテルのホームページには…
赤矢印をクリックすると、下記お知らせが。
停電したとは言え、24時間以内に上記の案内を記載されたトコロはさすがです。
こう言った場合の初動スピードと、今回の対応を是非参考にしたいですね。
停電が起きてしまう前に
杉乃井ホテルは昭和55年、日本のホテル業界で初めて本格的な地熱発電所として運転を開始しており、館内の電力を自身で供給しておりました。
今回、その自家発電設備で不具合があったのでしょう。
言うても38年前のですからね。
しかし規模が大きければ大きいほど、電気が使えないとホント死活問題です。
館内の電気・エアコン・エレベーター、厨房の冷蔵庫、フロント会計システムなどのパソコン周り等々、数え切れない程のホテル内インフラがSTOPしてしまいます。
まずは被害状況の把握・復旧に向けての作業。
それと同時に、当日来られるお客様へのフォロー。
非常用の食料・懐中電灯・ガスストーブ・予備電源等も用意が必要でしょう。
今回なんとか復旧されましたが…もしも復旧しなかった場合の対処法も、日頃から事前に考えておかないといけませんね。
例えば今回も5組 他の宿泊施設へ移られましたけれど、お客様から止む無くそう言う要望があった場合には、同じエリアの周辺の宿泊施設とも普段からお互い助け合えるネットワークやコミュニケーションを取り合って、リスクヘッジしておくの事も大切だなって感じます。
考えられる今後の対応
今回の停電、地元の大分合同新聞の23面にも報道されておりました。
なんか他人事に思えなかった今回の停電。
起きてしまったモノはしょうがないですし、今後はどの宿泊施設でも自然災害等で停電が起きてしまう可能性は無きにしもあらず。
これからのフェーズとして、現在宿泊予約中のお客様へのフォローが何より大切かな?
不安を抱えたまま、お客様も宿泊したくないでしょうし。
そして今後はどの企業もそうなのですが、何よりお客様に誠実さを見せる事。
日頃から従業員を大切にする事。
アウトソーシングしている業者とも、普段からこう言った事態が起きた時の対処法を日頃から考えておく。
これに尽きるのでは無いでしょうか。
従業員に関しては、アルバイトやパートさんももちろん大事ですが、こう言う事態が起きた場合も的確に判断出来るリーダー的存在を。
長年支えてくれる社員さんを、会社でしっかり育てていけると良いですね。
なお、たくさん関わり合いのある業者さんも こう言った非常時には助けてくれるかも知れませんので、日頃からの対応と言うか。
立場がどちらが上とか下とかじゃない、お互い頼ったり頼られたりと。
普段から、そう言う人間味のあるお付き合いを心がけたいなって感じました。
編集部より:この記事は 旅館やホテルのネット販売のお悩みやお困りごとをサクッと解決! 様の2019/02/16の投稿を転載させていただきました。