また、Airbnb Cafeではオリジナルのドリンクやフードが各2種ずつが提供され、Airbnbの「体験」サービスを利用しやすいようにクーポンも配布される。期間中は店内BGMとして、音楽メディア「Spincoaster」とのコラボレーションした「旅×音楽」をテーマにした曲を放送し、さらに毎週金曜日の夜8時からは「Travel Music Night」と題し、渋谷界隈で活躍するDJが登場するなど、さまざまなコンテンツを展開する。

10月25日にはオープニングイベントが開催され、Airbnb Japanのエバンジェリストに就任したタレントの宮川大輔さん、そして、渋谷で民泊ホストをしているYumeさん、日本画体験を提供するホストのMariaさんが登壇した。

宮川さんは、自らが経験した旅について公私それぞれの目線で語った。仕事での旅については「海外へ行くのは大変だが、観光ではない旅を味わえる。宿泊先で地域の人と交流し、地元の人しか知らないような場所に行くのが好き」と話した。一方で、プライベートの旅行については「いつも家族で旅行に行くときはコンドミニアムに泊まって、スーパーで現地のものを買って料理している。今後は息子と山や海で釣りをしたり、冒険できるところに行きたい」と話した。そして、旅を楽しむ極意について問われると「言葉がわからなくても、とにかく人とガンガン喋ること」と答えた。

宮川さんは今後、テレビ番組「世界の果てまでイッテQ！」や「満点・星空レストラン」などに出演する中で数々の土地をめぐってきた経験を活かし、Airbnbの国内のリスティングに宿泊し、実体験を通じてAirbnbの魅力を発信していく。

続いて、宿泊者と体験サービスの利用者について、民泊ホストのYumeさんは「ほとんどは外国人のゲスト。特に仕事と旅をボーダーレスに楽しんでいるデザイナーやクリエイターが多い」と話し、体験ホストのMariaさんは「働いている方や、他の国のクリエイターやアーティスト、今は絵を描かなくなってしまった方」と話した。

そして、渋谷の魅力については、Yumeさんは「毎日人が行き交って、いろいろなストーリーがある。ゲストはスクランブル交差点で人混みに流されることすら楽しんでいる。世界にこういう街は一つしかない」と話し、Mariaさんは「ゲストの方からは、渋谷はエネルギッシュで若いイメージがあるが、浮世絵や日本画の美術館もあり、新旧のコントラストが面白いという声がある」と話した。

さらに、ホストとしてのやりがいについて、Yumeさんは「ゲストを観光に連れて行く過ごし方もいいが、家の近所でのんびりお茶や食事をすることが一番楽しい。近所の人と友達になるとゲストはまた日本を訪れてくれるのでやりがいがある」と話し、Mariaさんは「日本で買った画材を使って帰国後も絵を描き、それをインスタグラムに載せているのを見るとうれしくなる」と話した。

イベントの最後に宮川さんは、Mariaさんの「Airbnb Cafeでゆっくり次の旅行を計画するのもいい」という意見に賛同したうえで、Airbnbを利用した旅行について「僕も家族や後輩や先輩、みんなで行くのもありだなと思った。普通の旅行とちがう経験をみんなに知っていただきたい」と締めくくった。

Airbnbは住宅宿泊事業法（民泊新法）が施行された6月15日に日本企業36社とのパートナーシップ締結を公表しており、CCCもその中に名を連ねている。AirbnbとCCCは、今後も旅の魅力を伝えるイベントやキャンペーンを企画・実施する方針だ。

10月26日からは、Airbnbによる新規ホスト向けの全国キャラバンも開始される。民泊新法施行後の民泊普及に向け、テレビCMほかのプロモーションを本格的に開始しているAirbnbの今後の取り組みに注目だ。

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