インバウンドに人気の都道府県は○○県!楽天トラベル、2018年訪日旅行(インバウンド)人気上昇都道府県ランキングを発表 〜MINPAKU.Biz
2019/02/19 Airbnb大家の会
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旅行予約サービス「楽天トラベル」は2019年2月8日、「2018年 訪日旅行(インバウンド)人気上昇都道府県ランキング」を発表した。本調査は、2018年1月1日(祝)~2018年12月31日(月)の期間、楽天トラベルの外国語サイト(6言語10サイト)経由の人泊数をもとに集計している。
前年同期比の伸び率が高い順にランキングした結果、1位は鳥取県(前年同期比189.6%)となった。
1位を獲得した鳥取県は、前年も3位にランクインしており、近年外国人旅行者からの注目を集めている県だ。鳥取県はアニメに由来する愛称を持つ「米子鬼太郎空港」「鳥取砂丘コナン空港」の2つの空港を擁し、特に名探偵コナンの作者出身地に建つ記念館は、外国人観光客にも人気の観光スポットの一つになるほど、元となったアニメが多くの外国人にも親しまれている。
鳥取県の中でもエリア別に見ると、「鳥取・岩美・浜村」エリアの伸び率が+280.8%(約3.8倍)と最も好調で、同エリアにある鳥取砂丘は、パラグライダーや砂の上でも走れるファットバイクなどのアクティビティも充実しており、近年集客を伸ばしている。また、外国人観光客向けに他府県との周遊観光も積極的に促進しており、昨年、鳥取市は外国人観光客を対象に、鳥取-大阪間の高速バスを割引するキャンペーンを実施。
そのほか、鳥取県では隣県の島根県と共に、両県を横断する広域観光周遊ルート「縁の道~山陰~」を紹介するウェブサイトの海外向け認知拡大に注力している。国別でみると、香港からの宿泊が最も好調な結果となった。さらに2018年末からは、米子-香港の国際線が増便。今後も人泊数の継続的な伸びが期待できる。
第2位となった福島県は、前年のランキング圏外から大躍進し184.6%の伸び率だった。エリア別で最も人気が集まったのは「会津若松・喜多方」エリアで、会津若松駅と新潟県の小出駅を結ぶJR只見線が、秘境を巡る風景の美しさから「世界で最もロマンティックな鉄道」として中国や台湾、タイなどのSNS上で話題になったことが要因とみられる。また「福島・二本松」エリアは桜の名所として近年注目を集め、「花見山公園」や一本で絢爛に咲く姿が珍しい「三春滝桜」が人気だ。
3位には、同じく東北エリアの岩手県がランクイン。国別では台湾からの宿泊が最も好調で、岩手県の玄関口である「いわて花巻空港」に昨年、台湾との国際定期便が就航したことが貢献したと考えられる。エリア別では、「安比高原・八幡平・二戸」エリアが+453.8%(約5.5倍)と最も上昇した。同エリア内にある安比高原スキー場は、いわて花巻空港からバスで約80分とアクセスが良く、ソリやチューブ滑りが楽しめるエリアを拡充したことで、スキーに馴染みのない外国人観光客から支持を集めている。さらに多国籍のスタッフを積極的に採用し、多言語対応にも取り組んでいる。
観光庁の宿泊旅行統計調査(平成28年・年間値(速報値)) によると、都道府県別外国人延べ宿泊者数は、1位の東京都、次に大阪府、北海道が並ぶなど都市部の人気が高いとみられるが、近年「モノ消費」から「コト消費」に観光スタイルが変化してきたことで、日本ならではの体験を楽しもうと各地で観光ニーズが高まっている。今回のランキングは、そんな多様化した旅のスタイルが見事に反映された結果だと言えるだろう。
編集部より:この記事は MINPAKU.Biz 様の2019/02/14の投稿を転載させていただきました。