特区民泊を活用、手術に付き添う親に低価格民泊〜民泊専門メディア Airstair
2017/05/13 Airbnb大家の会
最新の記事
-
トピックス
トラベルポート、IBMらと共同でホテル予約手数料を「ブロックチェーン」上で管理~Airstair
トラベルコマースプラットフォームのトラベルポート(Travelport)は、IBM、ビジネストラベル専門旅行会社のBCD Travelと連携し、ブロックチェーンを活用したホテル予約手数料の管理プラット... 2019/11/27 Airbnb大家の会 -
トピックス
Expedia傘下のHomeAway、予約前にホテル客室を確認できる360度バーチャルツアーの運用をバリでローンチ~Airstair
オンライン旅行サイト大手のExpedia GroupのバケーションレンタルサイトHomeAway(ホームアウェイ)は、宿泊予約を行う前にホテル客室内を360度確認できるバーチャルツアーの運用をバリでス... 2019/10/26 Airbnb大家の会 -
トピックス
ホテル予約サイト Amoma.com が破産申し立て ホテル宿泊予約が強制キャンセルなどの被害も~Airstair
スペインのニュースメディアPreferenteによると、スイスに拠点を置くホテル予約サイト「Amoma.com」は、9月13日に事業を停止し破産申し立てを行ったことがわかった。Amomaは、2013年に創業... 2019/10/25 Airbnb大家の会 -
トピックス
ホテルチェーン世界第2位のOYO Hotels & Homes、米国進出から3か月で100以上のホテルを展開~Airstair
ホテルチェーン世界世界2位の OYO Hotels & Homes(オヨ・ホテルズ&ホームズ)は、2019年6月のアメリカ進出からわずか3か月で同社が展開するホテル施設数がアメリカ国内だけで100を... 2019/10/24 Airbnb大家の会 -
トピックス
横浜市、統合型リゾート(IR)誘致を正式発表 「マリーナベイ・サンズ」のラスベガス・サンズも参入意欲~Airstair
横浜市は統合型リゾート(Integrated Resort以下IR)誘致に向けた構想を正式に発表し、今後2020年代後半の開業に向け、国の基本方針を受けた実施方針の策定やIR事業者決定といった本格的な検... 2019/10/23 Airbnb大家の会 -
トピックス
東横イン、10%消費増税後も販売価格への転嫁せず 「固定価格」のプライスポリシー貫く方針~Airstair
消費税が10%に引き上げられる2019年10月1日が迫る中、ビジネスホテルチェーン大手の東横インは、消費増税後も増税分を宿泊価格に上乗せする目的での料金改定は実施しない方針であることを明... 2019/10/22 Airbnb大家の会
東京都・大田区は住宅を旅行者に有料で貸し出す「民泊」について、子供の手術のために長期間病院付近に泊まりこむが親が安く利用できるようにしようと、関係機関との間で協定を結ぶ方針を発表した。
今回協定を結ぶこととなっている大田区の大学病院によると、小児向けの肝臓移植手術を行える病院は全国でも少なく、遠方から治療を求めて幼い患者と親がやってくることは少なくない。
肝臓移植の手術では、検査や経過観察などで2ヶ月以上の入院が必要なる場合が多い。そういった場合は子供の付き添いでくる親などは期間中、病院近くの宿泊施設に滞在することになるが、病院周辺に長期滞在が可能な宿泊施設は少ない。中には滞在費を抑えるために漫画喫茶で寝泊まりする人もいるとのこと。
そこで「民泊」の国家戦略特別区域に認定されている大田区は、今回新たな取り組みとして、月内にも区内の大学病院と民泊運営会社との間で協定を結ぶ方針を発表。付き添いとして病院近くに滞在する親などが、低価格で民泊を利用できるようにするとのことだ。
肝臓移植手術を行っている医師で、大森病院肝センターの宍戸清一郎教授は「患者の精神面や経済面での負担を取り除けることは患者にとってもメリットが大きいと思うので、うまく民泊の施設を活用して言ってもらいたい」と、今回の協定について話している。
大田区の松原忠義区長は「アットホームな雰囲気で長期間滞在できる仕組みとして、民泊を有効活用するとともに、『大田区の民泊は安全で安心だ』というイメージを定着させたい」と話している。
2020年の東京オリンピックにかけて増加すると言われている訪日外国人の宿泊先として注目されている「民泊」。騒音問題や治安の悪化リスクなど、現段階ではクリアにすべき課題が多いのも事実だ。しかし今後増加が予想される空き家の有効な活用手段としても同時に注目されている。
大田区はこれまでも、増加が止まらない空き家を活用する取り組みをいくつか行ってきた。今回の取り組みについては、公共性が非常に高く、これまで民泊利用に消極的だった物件の所有者からも協力を得られるのではないかと期待が高まっているようだ。
大田区の空き家は増加し続け、現在は6万件を超えていると言われている。これを受けて大田区は、2年前から空き家対策に乗り出している。空き家を活用したい所有者と民泊に利用したい業者の間を取り持ち仲介をを行ってきたが、利用が決まったのはわずか6件だ。
「民泊」が空き家対策や訪日外国人の受け皿として日本経済の救世主となるのか、多方面から注目が高まっている。
編集部より:この記事は、民泊専門メディア Airstair 様の2017/3/21の投稿を転載させていただきました。