【レポート&告知】Airbnb×福岡移住計画スタート!全国に先駆けてはじまった「ホームシェアリングラボ九州」とは。
2017/06/21 Airbnb大家の会
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まもなく施行される民泊新法により日本の旅行、観光、宿泊が大きく変わろうとしています。
そんな中『Airbnb』さんとタッグを組み、九州の各地域や協力企業、既存の宿泊施設等とも連携していきながら新たな可能性を見出していくラボ(実験室)「ホームシェアリングラボ九州」がスタートしました。
スタートに伴い福岡市内ではキックオフイベントが開催され、今回はイベントレポートとともに「ホームシェアリングラボ九州」が何をやっていくのかをご紹介します。
全国に先駆けて九州でスタート
イベントに登壇されたのは、Airbnb Japan(株)ホームシェアリング事業統括本部長の長田さん。
長田さん:「Airbnbがホームシェアリングラボをスタートするのは日本では九州が初めて、今までは宿泊を中心として展開してきたAirbnbですが、2016年11月から『Trips』という旅の包括的な体験を提供するという取り組みを始めています。これにより今までの宿泊施設の予約に加えて、その地域でのアクティビティや体験もサービスとして受けられるようになりました。
『Trips』はホームホストと呼ばれる従来型の宿を提供する人だけでなく、体験ホストと呼ばれる現地の様々な体験を提供する人とをマッチングさせる仕組みです。体験ホストは、自分の特技や、町全体を使ったアクティビティの提案まで、そのサービス内容は多岐に渡ります。海外では、バレエスクールのダンサーにダンスを習えてもらったり、自分で収穫したトリュフを料理して食べることができたり、ケニアでオリンピックランナーに走り方を教えてもらうことができるなど 、今までの旅行では実現できなかったような感動体験の提案が多く、その場所、そのホストでなければいけない理由があり、その体験を求めてゲストが訪れています。2017年中に51都市まで展開予定で、日本では東京、大阪の体験がすでに開始されています。
今回、「ホームシェアリングラボ九州」を立ち上げ、『Trips』のような動きも交えながら空き家利用だけでなく、既存の宿泊施設(旅館・民宿・ゲストハウス)や地域の方々との連携により、観光から移住定住にまで繋がるような包括的な取り組みになるよう、まずはその前段としてラボ(実験室)を立ち上げました。これを一つのきっかけとして九州から新しい地域活性のムーブメントを作っていければと思います」
九州には有名観光地や大型イベントが多くあり、多くの旅行者が訪れていますが、その多くは点在する観光スポットを周るという旅行スタイルになっています。今後「ホームシェアリングラボ九州」では、地域との交流などを含め、その土地を満喫できるサービスやアクティビティを提供することで、長期滞在型の新しい旅行スタイルと価値観を生み出そうとしています。
後半のゲストトークでは、福岡市の六本松でゲストハウス『SEN&Co』を運営されている濱口さん、八女市でゲストハウス『天空の茶屋敷』を運営されている坂本さん、久留米移住計画のおきなさん、さらには大分県竹田市でゲストハウス『CUE』を運営されている堀場さん、竹田市役所の後藤さんの5名による体験や地域に起こったことなどが披露されました。
それぞれホストとして地域と協力したイベントの企画や最寄り駅から車でないと行けないような、従来の考えでは宿泊施設に向いていない場所でゲストハウスを運営など、都市型の宿泊施設とは違った宿泊施設を作られています。
運営してみて見えてきたこととして、これまで何もなかった、人が来なかった場所が体験や宿泊拠点を構えることで地域の情報発信地となり、地域と旅行者を繋ぐ役割として欠かせない場所になっているということ。
九州でも空き家率は年々増加しており、福岡県と佐賀県以外は全国平均を上回る空き家率となっています。更に人口減少や高齢化などの問題も重なり、今後どうやって地域を維持していくかという問題に直面しています。先の実践者のように観光施設や宿泊施設がない地域であっても空き家の活用や地域と協力した他にはない魅力的なコンテンツが生み出せるということができれば、新たな地域活性の流れがつくれるかと思います。
これからの動き
新たな地域活性の流れをつくっていくために、今回立ち上げた「ホームシェアリングラボ九州」では、すでに実践している方の声やリアルイベント、これからホストになりたい方、空き家や集客に悩む既存宿泊施設の方に向けた運用のヒントになるような情報発信をしていきます。
ラボ(実験室)ということもあり試行錯誤しながら、観光や宿泊、地域コンテンツの発掘・創出により地域活性に関心のある方々とともに、より一層九州の魅力が世界へ伝わり、他の旅行では味わえないような体験ができるよう発展させていければと思います。
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編集部より:この記事は 福岡移住計画 様の2017/6/9の投稿を転載させていただきました。