サブスク住居サービス・クロスハウスの「アドレスホッパー」利用者が1,000名突破、アドレスホッパー像の数値データ化も~MINPAKU.Biz.
2019/10/10 Airbnb大家の会
最新の記事
-
トピックス
トラベルポート、IBMらと共同でホテル予約手数料を「ブロックチェーン」上で管理~Airstair
トラベルコマースプラットフォームのトラベルポート(Travelport)は、IBM、ビジネストラベル専門旅行会社のBCD Travelと連携し、ブロックチェーンを活用したホテル予約手数料の管理プラット... 2019/11/27 Airbnb大家の会 -
トピックス
Expedia傘下のHomeAway、予約前にホテル客室を確認できる360度バーチャルツアーの運用をバリでローンチ~Airstair
オンライン旅行サイト大手のExpedia GroupのバケーションレンタルサイトHomeAway(ホームアウェイ)は、宿泊予約を行う前にホテル客室内を360度確認できるバーチャルツアーの運用をバリでス... 2019/10/26 Airbnb大家の会 -
トピックス
ホテル予約サイト Amoma.com が破産申し立て ホテル宿泊予約が強制キャンセルなどの被害も~Airstair
スペインのニュースメディアPreferenteによると、スイスに拠点を置くホテル予約サイト「Amoma.com」は、9月13日に事業を停止し破産申し立てを行ったことがわかった。Amomaは、2013年に創業... 2019/10/25 Airbnb大家の会 -
トピックス
ホテルチェーン世界第2位のOYO Hotels & Homes、米国進出から3か月で100以上のホテルを展開~Airstair
ホテルチェーン世界世界2位の OYO Hotels & Homes(オヨ・ホテルズ&ホームズ)は、2019年6月のアメリカ進出からわずか3か月で同社が展開するホテル施設数がアメリカ国内だけで100を... 2019/10/24 Airbnb大家の会 -
トピックス
横浜市、統合型リゾート(IR)誘致を正式発表 「マリーナベイ・サンズ」のラスベガス・サンズも参入意欲~Airstair
横浜市は統合型リゾート(Integrated Resort以下IR)誘致に向けた構想を正式に発表し、今後2020年代後半の開業に向け、国の基本方針を受けた実施方針の策定やIR事業者決定といった本格的な検... 2019/10/23 Airbnb大家の会 -
トピックス
東横イン、10%消費増税後も販売価格への転嫁せず 「固定価格」のプライスポリシー貫く方針~Airstair
消費税が10%に引き上げられる2019年10月1日が迫る中、ビジネスホテルチェーン大手の東横インは、消費増税後も増税分を宿泊価格に上乗せする目的での料金改定は実施しない方針であることを明... 2019/10/22 Airbnb大家の会
サブスクリプション(定額)型住居サービス「クロスハウス」を提供している株式会社クロスハウスは9月11日、同サービスにて、定住にこだわらず旅をするように生活する「アドレスホッパー」の利用者が1,000名を突破したことを発表した。
クロスハウスは、物件の利用は定額制で物件の移動は無料で行うことができることを特徴としたサブスクリプション型のコリビング(共有居住空間)サービスで、東京を中心に展開している。これまでは住居を借りる場合、不動産業者を通して賃貸借契約書や重要事項説明などを伴う対面での契約が必要であり、契約後は何年も住み続けるのが常識だった。しかし同サービスは、ウェブで契約ができ、物件も初期費用3万円のほかに定額の家賃と光熱費を支払うだけで利用できることから、アドレスホッパーによる利用が増加傾向にあるという。
そして、同社はクロスハウスを利用するアドレスホッパーから「アドレスホッパー像」を数値データ化した。まず、利用者の男女比をみると、男性58.1%、女性41.9%と、男性だけでなく、女性にも受け入れられていることがわかる。国籍は日本人が6割。平均年齢は27.2歳で、20代中盤のライフタイルに変化が多い時期に利用される傾向がみてとれる。平均滞在期間は331日と1年を切っており、ホテルや民泊に比べて長期的な宿泊として選択している利用者が多い。平均家賃は4万8,000円と比較的リーズナブルな価格帯を選択している。
部屋タイプは、シェアドアパートメント、シェアハウス(個室、セミプライベート、ドミトリー)、家具付きワンルームなどの種類を提供するなか、ドミトリー(相部屋)タイプが4割を占め、荷物をコンパクトにまとめているライフスタイルが背景にあることが読みとれる。
ドミトリータイプ 内装イメージ
利用者を職業別にみてみると、もっとも多いのが正社員の27%、次点が学生の25%で、フリーターやフリーランス、自営業といった職業を上回った。この結果からは、一定の場所に通勤通学する人でも、数か月単位で気軽に住居を変えたいニーズがあることがわかる。
同社は8月にも杉並区を中心に新たに14物件をオープンするなど、利用者増加に伴い、着実に物件数を増やしている。今後は、関東だけでなく、全国や海外でも無料で移動ができる部屋を提供し、新しい住まいの形として定着させることを目指すという。
ソフトウェアや動画サービス、最近では飲食店や話題の自動販売機など、さまざまな生活シーンでサブスクリプションサービスが定着しつつある今、従来の煩雑な賃貸借契約をせずに自由に住居を選べる同社のサービスは、低価格で家を探す若者はもちろん、所有から利用へと価値観が変わりつつある現代人のニーズをうまく捉えているといえる。今後もテレワークやワーケーションなど、多様な働き方が浸透することで、さらなるサービス拡大につながりそうだ。
【参照サイト】クロスハウス
編集部より:この記事は MINPAKU.Biz. 様の2019/09/17の投稿を転載させていただきました。