売上UPの道標①〜時間貸し〜〜民泊物件.com
2017/02/21 Airbnb大家の会
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こんにちは。民泊物件.com運営局です。
民泊新法の国会提出が間近(※1)でメディアが賑わう反面、年末年始や中国の春節が過ぎ足元の予約が閑散、“春”が待ち遠しいホストさんもいらっしゃるのではないでしょうか。
※1 2017年2月9日現在会期中の第193回通常国会にて国土交通省が提出予定
何か手を打とうと思っても短期的に取り組めることは限られておりますし、これまでの連載「稼働率診断所」にていくつか触れています。ミンブツコラム読者の皆さんなら既に取り組まれていることでしょう。
今回からは、中期的に稼働率を上げていくための新チャネルのご紹介や、“宿泊費以外”の新たなキャッシュポイントをご紹介していきます。
第1回:宿泊予約がない日の「時間貸し」
予約が埋まらなかった期間や予約の間に空いてしまった1日などは、ご自身が行っていることを「民泊」と捉えると、売上を生まないただの部屋の持ち腐れとなります。
そこで少し視点を引いて、民泊ではなくスペースを人に貸して収益を上げるビジネスだと考えてみましょう。そうすると、必ずしも日をまたいで宿泊しなくとも、昼間だけ「スペースを時間貸し」できることに気付くのではないでしょうか。
実際にそんなニーズがあるのか、また民泊同様に法律的に問題はないのか。今回はスペースの時間貸しでフロンティアを開拓するスペースマーケットさんにお話を伺いました。
「時間貸し」にニーズはあるのか?
「民泊部屋を時間で借りるニーズはあるのか?」という疑問ですが、こちらは民泊ニーズの高まりと共に、時間で借りるニーズも高まっています。
用途としては、会議・パーティー・コスプレ撮影・料理教室・ママ会・女子会などが挙げられます。
特に会議はワンルームでも需要があり有効活用手段となります。普段の民泊設備に加え、プロジェクター・ホワイトボード・wi-fiという会議「三種の神器」が揃っていれば重宝されます。
パーティーは、高級感を感じる立地(タワマンや都心部)、もしくは50㎡以上の広めの物件でニーズが高まっています。ちょっと贅沢な空間でパーティーしたいという声があり、都心の物件ではパーティーの時間貸しだけで月間の売上が100万円を超える物件もあります。
コスプレ撮影には古くて趣のある物件、料理教室・ママ会・女子会には大きなキッチンがある物件が人気です。
最近は飲み会と言っても居酒屋やレストランで楽しむだけでなく、自分たちだけの空間で、美味しい料理を持ち寄ってゆったり過ごすことに満足感を感じる方も増えているようです。
さらにそのスペースがインスタやフェイスブックでたくさんの「いいね」が取れそうなスペースだと人気が出やすいですね。宿泊予約の前に、時間貸しの予約で埋まってしまうなんてことも出るかもしれません。
都内で人気のエリアは、渋谷区・港区・世田谷区・豊島区・新宿区です。
渋谷・港・世田谷はパーティーや女子会・ママ会などのプライベート需要。豊島・新宿は会議や打ち合わせなどビジネス需要が多いです。
「時間貸し」に法的な規制はあるのか?
また、時間貸しに「法律的に問題はないのか?」という話ですが、結論から言うと問題はありません。スペースの時間貸しを規制する法的な縛りは無い為、合法的に物件を運用することができます。
ただし、管理組合での規約で転貸が禁止されている物件などは注意が必要です。また近隣への配慮が欠ける運用では長続きしないケースもありますので、その点は民泊と同じく「周囲との調和」を大切にしてください。
まとめ
まだまだ地域や物件によるニーズの差が大きい時間貸しですが、シェアリングエコノミーの発展により確実に利用者が増えている領域です。
民泊新法では民泊の運用に年間上限180日までの制限が課される見込みです。残り185日の活用方法としても稼働率を上げる次なる手段となるのではないでしょうか。今のうちに少しずつ運用ノウハウをためて、将来に備えるのもひとつの手かもしれません。
今回お話を伺ったのは「スペースの時間貸し」で最前線を走るスペースマーケットさんでした。ありがとうございました。
編集部より:この記事は、MINPAKU.Biz 様の2017/2/9の投稿を転載させていただきました。