やっぱり日本のトイレは大人気!? Airbnbレビューから分析する訪日ゲストの本音〜BnB Insight
2016/10/13 Airbnb大家の会
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民泊運用を成功させるためには、宿泊したゲストからいかに優れたレビューをもらえるかが重要です。ゲストレビューにはお部屋の清潔さやロケーション、ホストとのコミュニケーション、スムーズにチェックインできるかなど様々なポイントがありますが、その中でも特に大事なのが「清潔さ」に関する部分です。
お部屋の清潔さはゲストのレビューを大きく左右しますので、民泊ホストは常にお部屋を汚れや埃のない清潔な状態に保っておくことが求められます。そして、レビューの中でも清潔さに関して特に言及されることが多いのが、なんといってもキッチンやお風呂、トイレといった水回りです。
これらの水回りについては特に徹底的に清掃を行っておくことをおすすめしますが、今回はそんな水回りのなかでも「トイレ」にスポットライトをあて、実際にAirbnbを利用して日本を訪れたゲストが残したレビューから本音を探ってみました。
日本のトイレといえば、清潔さはもちろん、ウォッシュットや温式便座など様々なハイテク機能が外国人から大人気だという話をよく聞きますが、実際のところはどうなのでしょうか。ここでは、実際のレビューをご紹介しながら、いくつかキーワードをご紹介したいと思います。
日本のトイレの高評価ポイント
日本のトイレの高評価ポイントとしては、下記のような点が挙げられます。
ハイテク
なんといっても外国人から見た日本のトイレの印象は「ハイテク」です。この「ハイテク」というキーワードはレビューの中に数多く登場します。海外では未だに温式便座もウォッシュレットもないトイレも一般的に使用されていることが多いので、様々な便利機能がついた日本のトイレは強くゲストの印象に残るようです。
温式便座
ハイテク機能の中でも特に言及が多いのが、「温式便座」についてです。寒い冬などは便座が温かいとそれだけで快適な気持ちになりますが、この温式便座に驚き、感動するゲストも多いようです。
バストイレ別
意外にも訪日ゲストからポジティブな評価がつきやすいのは、バスとトイレが別々になっている物件です。海外では高級ホテルでもトイレとバスがユニットになっている部屋がスタンダードですが、このバストイレ別という日本特有の水回りの作りはゲストの満足度を上げているようです。特に大人数が宿泊する部屋の場合、トイレとバスが一緒だと誰かが風呂に入っているときはトイレが使えないので、とても不自由です。バストイレが別の物件ではこうした問題も起こらず、とても便利だという印象を与えるようです。
日本のトイレの低評価ポイント
次は、逆にネガティブな評価についても見ていきましょう。訪日ゲストは、日本のトイレのどんな部分に不満を持っているのでしょうか?
小さい
日本のトイレに関する不満の中で多いのが「小さい」「狭い」といった感想です。日本のマンションは平米数の関係で非常にトイレの面積が狭いケースも多く、これらの物件は特に不満につながっているようです。また、日本人と外国人ゲストではそもそも体格の大きさが全く異なりますし、海外ゲストの中には肥満体型のゲストもいるため、そうした違いも影響している可能性があります。
和式便所
訪日ゲストから特に評判がよくないのが、何といっても和式型の便所です。最近では一般家庭では和式便所はほとんど見かけなくなりましたが、いまだに一部の日本家屋や旅館、ゲストハウス形式の物件などでは和式便所も残っており、和式の利用を嫌がる外国人は非常に多いのが現状です。和式便所はとてもネガティブレビューにつながりやすいので、民泊運用を開始する前に洋式便所に改装しておくことをおすすめします。
まとめ
いかがでしたでしょうか?普段私たちが何気なく利用しているトイレも、訪日ゲストから見ると様々な驚きや感動、不満があることが分かると思います。民泊運用を成功させる上で重要なのは、こうしたギャップをしっかりと理解し、いかにゲストのニーズに応えた部屋作りをしていけるかという点です。
トイレはもちろん、水回りやアメニティなど、ゲストのレビューを左右する要素は数多くありますので、それらのポイントを一つ一つ丁寧に見直して、ゲストの視点に立った部屋づくりを心掛けていきましょう。
(BnB Insight 編集部 加藤)
編集部より:この記事は、BnB Insight 様の2016/7/21の投稿を転載させていただきました。